紅茶や緑茶、ハーブティーなど、お茶はその種類も豊富で、世界中の方が様々な用途で楽しまれています。
その中でもティーバッグは、手軽に楽しむことができることから、皆さんも一度は試したことがあるのではないでしょうか。
今回はこのティーバッグから、「袋の形状の特性」について紹介しましょう。
ティーバッグと言っても、その中には、茶葉の種類やカット、ハーブやスパイスなどの様々な種類があります。
そのためにブランドやメーカーは、それぞれのお茶が美味しく楽しめるために理想の袋の形を選びながら商品が作られています。
「どうしてこのお茶のティーバッグは、この形なの?」
「普通の形とピラミッド型で、どう違うの?」
以上のような疑問を抱いたことのある方にこのコラムで疑問が解決出来たらとても嬉しいです。
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ティーバッグの多くが採用されている形状。
細かくなった茶葉の時に使用され、主に不織布の筒状に折った紙製の袋に入れて、両端をタグひもやホッチキスで閉じられたティーバッグです。
このタイプは、茶葉が細かいので外に出ないような仕様になっているので、この袋の中ではジャンピングをさせる事が出来ません。
ただ、茶葉が細かいのですぐに茶葉の繊維も開き、成分が抽出されるのでジャンピングさせる必要もありません。そしてティーバッグを上下に動かして抽出しながら全体を混ぜることで、簡単に紅茶を作ることができます。
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こちらは一部ブランドのティーバッグで採用されている形状。
主に不織布の四角形に作られた袋に細かくなった茶葉を入れ、四方をしっかり閉じられたティーバッグです。
仕様はエンベロープ型と同じで、茶葉が細かいのですぐに茶葉の繊維も開き、成分が抽出されるのでジャンピングさせる必要もありません。
そしてティーバッグを上下に動かして抽出しながら全体を混ぜることで、簡単に紅茶を作ることができます。
エンべローブ型との違う特徴として、袋がしっかりと閉じてあるので、茶葉が外に出る心配もなく大きめのティーポットやタンブラーに入れたままでも安心です。
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こちらはマグカップやティーポットなどの一度にたくさん紅茶を作る時に適した形状。
主に不織布の丸型に作られた袋に細かくなった茶葉を入れてしっかりと口が閉じられた、タグひもが付いていないタイプのティーバッグです。
平たくて余白のある袋になっているので、お湯を注いだ時に袋が膨らんで、その中で茶葉がジャンピングする仕様になっています。こうすることで、紅茶の成分が全体的に広がっていき、一度でたくさんの美味しい紅茶を作ることができます。
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これまでのものとは異なるピラミッド型(またはテトラ型)の立体的な形状。
主に化学繊維や天然由来の新しい素材で作られ、茶葉の大きいものやドライフルーツやスパイスなどのブレンドで採用されるティーバッグです。
お湯を注いだ時には、このピラミッドの中で茶葉がジャンピングをしながら葉を広げ
フルリーフで紅茶を作っている時と同じ感じで簡単に紅茶を作る事が出来ます。
そしてこのピラミッド型では、タグひもが付いているので、好みのタイミングで簡単に取りだすことができます。
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*記事の執筆において、こちらの書籍を参考文献にしています。
【 Linda Gayland・著 磯淵 猛・監修
「 TEA BOOK – 完璧な一杯を淹れるためのテクニックを紹介-」 】
【 日本紅茶協会・編「 紅茶の大辞典」 】
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* りりぃの小さな部屋 *
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